「長い間、ほったらかし」になっているのも、耕作放棄地の魅力です。長い間ほったらかしで、時間が経っている、と言うことは、昔使っていた農薬も肥料も抜け、ごく自然な状態に戻っている、と考えられます。これは、雑草の活用にはもってこい。近くを車が通れない状態でしたら、最高です。
雑草は、良くも悪くも、土壌の成分を吸いあげます。そのため、土の状態がごく自然で、排気ガスにあたる可能性のない土地で育つ雑草の方が、食べる時には安心です。そのため、道路の脇に生えている雑草を摘み取ることは、お勧めできません。
つくしや、よもぎなど、よく活用を知られている草をはじめ、昔から、地域で食べられていた野草は、いくつもあります。野草には、野菜より栄養が豊富なものが多く、旬の食材をいただくことの大切さを、改めて感じます。ですが、現代は食べ物も豊かになり、欲しいものを欲しい時に買える現代に、わざわざ摘み取る時間を作る人が減り、全然、食べらる事がなくなりました。
つむぎてでは、実は栄養の豊富な雑草・野草を活かして、魅力を知っていただけるように、「草々」と言うシリーズで商品開発を進めたり、実際に雑草を食べていただくイベントを定期的に開催しています。私たちつむぎてでは、これからも、雑草の魅力が、耕作放棄地活用の一つのカタチになるように、伝え続けて行きます。
セイタカアワダチソウ
Canada goldenrod