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ベニバナボロギク

Crassocephalum crepidioides

ベニバナボロギクの販売

つむぎてでは、安心を持っていただける土地で栽培した、ベニバナボロギクの販売の準備を進めています。
近日中に開始いたしますので、楽しみにお待ちください。

ベニバナボロギクについて

ベニバナボロギクはキク科ベニバナボロギク属の1年草です。学名をCrassocephalum crepidioidesといい、Crassocephalumは「ベニバナボロギク属」、crepidioidesは「オニタビラコ属に似たの」という意味を表しています。
ベニバナボロギクは別名をナンヨウシュンギクとも呼び、漢字では紅花襤褸菊とも記載されます。その名前は花の色が紅色で、花後の冠毛をボロにみたてたことから由来しています。漢字名は多くあり、南洋菊、南洋春菊、昭和草、革命菜とも記載されています。海外ではFireweedとも呼ばれおり、意味は「火の草」です。山火事の後や森林伐採地で最初に生える草であったので、Fireweedとよばれたようです。

ベニバナボロギクはアフリカ原産で、1949年頃に九州で発見され、現在は本州から九州までの山沿いの藪、山間部、路傍などで野生化しています。高さは30から70cmであります。花期は8月から10月で、花期になると赤色の花が群生して咲いています。種子散布能力が高く、種子の発芽率と定着率が高いために、伐採跡や山林火災の跡地に侵入して、群落を形成する。数年間群落を形成した後、次第に消えていきます。森林域に侵入する帰化植物は珍しく、日本の在来種でこのような伐採直後に生育する一年生草本はほとんどみられません。近隣に生育地が無いと思える場所でも、伐採するといつのまにか生育しています。

森林が伐採されると土壌に直接日光が当たるようになり、地温が上昇するとともに乾燥化します。林床に蓄積された落葉などは分解しやすくなり、栄養分が放出されます。ベニバナボロギクは、このような森林土壌から放出される栄養分を吸収し、急激に成長します。ベニバナボロギクのような伐採直後に生育する一年草は、放出されてしまう栄養分を吸収し、地域からの栄養分の流出を防ぐ役割を行っています。日本の在来種には、このような一年草はほとんどありません。人類が森林に大きな影響を与える前の時代、日本の森林は伐採に相当するようなタイプの破壊が生じにくかったことを示していると考えられます。

ベニバナボロギクは食用としても利用されていました。日本ではあまり利用されていないが、葉や茎はゆでて食べることができ、シュンギクのような味と香りがあります。中国の南の方や東南アジアの国では野菜のようにして食べていました。台湾では現在も食用にするようで、味に癖がなく、煮ても炒めても美味しいようです。中国でも革命菜と呼ばれて、野菜として栽培もされていました。栄養成分としては、生野菜100グラムに対して、含水量93.9g、タンパク質1.1g、脂肪0.3g、食物繊維1.3g、カルシウム150 mg、リン120 mg、カロチン5.1 mg、ビタミンC 10 mg、ビタミンB 20.33 mg、ナイアシン 1.2 mgです。

ベニバナボロギクの試作ジュース

ベニバナボロギクの試作ジュース

ベニバナボロギクの効能

ベニバナボロギクは全草を用いて、利尿、解熱、乳腺炎、消化不良に効果があるといわれています。ベニバナボロギク抽出物の医薬は、ATL治療剤、抗ウイルス剤、抗腫瘍剤、前大腸癌病変予防剤等として有利に使用できるという報告もされています。ベニバナボロギクでは活性酸素を消去する抗酸化物質(イソクロロゲン酸類、クエルチン配糖体、ケンフェロール配糖体)も明らかになっています。以下に(イソクロロゲン酸類、クエルセチン配糖体、ケンフェロール配糖体の成分について記載します。

クエルセチン配糖体

クエルセチン-3-ガラクトシドとクエルセチン-3-グルコシドが含まれています。熱にも強く、クエルセチンは油に溶けやすく、クエルセチン配糖体は水に溶けやすいです。ケンフェロールとの相乗効果で強力な抗酸化作用を発揮します。
抗酸化作用、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、脳血管疾患の予防、抗腫瘍効果、降圧作用、強い血管弛緩作用。

ケンフェロール配糖体

ケンフェロール-3-ガラクトシドとケンフェロール-3-グルコシドが含まれています。
抗酸化作用、抗炎症作用、抗微生物作用、抗がん作用、心保護、神経保護、抗糖尿病、抗骨粗鬆症、エストロゲン/抗エストロゲン作用、抗不安、鎮痛、抗アレルギー活性。
活性試験の結果では、DPPHラジカル消去活性で1000μMでも50%消去に達していませんでした。

イソクロロゲン酸類

イソクロロゲン酸aとbが含まれています。イソクロロゲン酸も加熱によりある程度分解がされます。
発ガン抑制作用、 抗エイズ作用、血糖上昇抑制効果。

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